物忘れにかかわる長期記憶と短期記憶について
発達障害と記憶力との関係
発達障害と長期記憶に関連し、ここでは、3種類の発達障害と記憶力との関係を中心に詳しく解説します。
長期記憶を鍛えるための10個の方法
脳の長期記憶を鍛えるためには、第一に、短期記憶を司る脳の海馬へ、何度も同じ情報を送り込むことがポイント。加えて、日ごろから「覚えるトレーニング」と「思い出すトレーニング」を行うことで、長期記憶のシステムはより強くなっていきます。「人の名前をなかなか覚えられない」などの物忘れを自覚している方は、ぜひ、ここでご紹介するトレーニングを実践してみてください。
短期記憶と長期記憶の違いとは
記憶には、短期記憶と長期記憶の2種類があります。文字通り、一時的に記憶されるものの、すぐに忘れてしまうのが短期記憶。それに対し、何年にもわたって長期的に維持されているのが長期記憶。それぞれの記憶の特徴などについて詳しくまとめました。
記憶のさまざまな種類
記憶の種類として代表的なものは、短期記憶と長期記憶。ただし記憶を学術的に分類すると、ほかにもさまざまな種類の記憶があります。単に記憶の保持期間のみを基準とした分類には、感覚記憶や即時記憶、遠隔記憶などがあり、記憶内容も基準とした分類には、エピソード記憶や手書き記憶、意味記憶など。このページでは、各種の基準に基づいたさまざまな種類の記憶について網羅的に解説しています。
短期記憶とワーキングメモリ
短期記憶が弱いと感じている方の中には、ワーキングメモリの低下を指して「短期記憶が弱い」と感じている方もいるようです。ワーキングメモリとは、瞬間的かつ一時的に記憶する能力のこと。2つか3つの数字を一括で記憶して電話番号を押す際などに、ワーキングメモリが使われます。ワーキングメモリには容量に上限があるため、作業を効率的に進めるためには、随時、メモリに入ってきた情報を解放してあげなければなりません。
ADHDは短期記憶に影響を与えるか?
ADHDの主な症状は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つ。これらのうち、特に「不注意」が強く現われている人の中には、短期記憶が苦手な人も見られるようです。注意力が散漫なため、物事を記憶するに必要な脳のプロセスが十分に働いていないのかも知れません。ここでは、ADHDと短期記憶との関連について詳しく解説しています。