みょうがを食べると物忘れするって本当?
食べると物忘れするといわれている「みょうが」。ここでは、みょうがと物忘れの関係性について解説しているので参考にしてみてください。
みょうがを食べても大丈夫!物忘れとの関係性
「みょうがを食べると物忘れする!」といったことを耳にした人もいるかも知れませんが、これは全くの言い伝えなのでご安心ください。諸説あるようですが、このみょうがにまつわる物忘れの迷信はお釈迦さまと弟子のお話が元になっており、落語などでも引用されています。
迷信の由来になった「お釈迦さまと弟子」とは?
あるところに修行熱心で皆から慕われていた1人の僧がいました。しかし、その僧は自分の名前も覚えられないほどの物忘れの持ち主で、お釈迦様はその弟子を見かねて弟子の名前を書いた札を首にぶら下げてあげました。それでもその僧は、名札を下げていることさえも忘れたまま、ある日亡くなってしまいました。その後、その僧の墓から見慣れない植物が生えてきて、村人たちが僧が付けていた名札を下げていた様子から「茗荷 みょうが」と名付けて、みょうがを食べると物忘れになるという迷信が生まれたそうです。
他にも、みょうがはクセのある食べ物なので、食べ過ぎを防ぐために「みょうがを食べると物忘れする!」ということが迷信として残ったという話もあります。
実はスゴい!みょうがの知られざる効果効能
迷信のせいで物忘れのイメージが定着していますが、本来みょうがには優れた栄養や効果があります。
α-ピネン
みょうが特有の香りの元となっている成分で、血液循環を整えて代謝を良くしたり、大脳皮質を刺激して気分を高めたり頭が冴える作用があるので、眠気を覚ましたりする効果があります。
カリウム
体内にある余分な塩分を身体の外へ排出する働きがあるので、血圧を下げたり浮腫みを予防する作用があります。
カフェイン
抗炎症作用や抗菌作用があり、身体をクールダウンする効果や血液循環をスムーズにしてくれます。
ゲラニオール
カフェインと同じく、血液をサラサラにして身体の巡りを円滑にしてくれる効果があります。鎮痛・鎮静作用もあるため、さまざまな痛みを和らげてくれるのです。