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物忘れと糖尿病の関係

近年、糖尿病が物忘れや認知症と深く関与していることが、徐々に明らかとなってきました。認知症を予防するためにも、現在、糖尿病と診断されている人や糖尿病予備軍とされている人は、生活習慣と真剣に向き合ってください。ここでは、糖尿病と物忘れ、糖尿病と認知症との関連について詳しく解説します。

物忘れの背景に糖尿病が潜んでいる?

たとえ高齢者ではなくても、どんな人にも物忘れの経験はあります。しかしながら一般には、年齢を重ねるにしがたって、日常的な物忘れを経験する頻度が高くなってくることも事実。「鍵をどこにしまったか忘れてしまった」「人の名前がうまく出てこない」「昨日の夕食の内容が思い出せない」などのような日常的な物忘れの経験を重ねていくと、「自分も歳をとったなあ…」としみじみ感じるものです。

年齢に応じた物忘れは、大なり小なり、誰にでも生じる症状。知人と会って話したり、地域の活動に参加したりするなど、社会活動に積極的に参加して、なるべく脳に刺激を与える行動をするようにしてください。

ただし、その物忘れが病気を原因とするものであれば少々問題。昨今話題になっているのが、糖尿病と物忘れの関係です。定年退職を迎えた年齢くらいになれば、糖尿病に至らずとも高血糖を指摘されている人は少なくないでしょう。血糖値が高い状態は物忘れ、ひいては認知症のリスクを高めることがあるので注意が必要です。

日本糖尿病学会総会での報告

糖尿病患者の認知症発症率は、糖尿病を患っていない人に比べて約3倍であるという報告が、日本糖尿病学会総会で報告されました。同報告では、糖尿病患者に限らず、糖尿病予備軍の人たちの認知症発症率も高くなるとの旨が報告されています。

さらには、糖尿病予備軍とも言い難いギリギリの状態、すなわち脂質異常症(高脂血症)や高血圧など、糖尿病予備軍と親戚関係にある症状を有する人においても、認知症発症率が上昇することが分かりました。

いわゆる生活習慣病を放置した状態で過ごすと、物忘れどころか、本当の認知症に至るリスクが高くなる、ということです。

糖尿病は脳血管性認知症を招くリスクを上昇させる

認知症には、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症、アルコール性認知症など、原因別にいくつかのタイプがあります。これらのうち、糖尿病が深く関与している認知症が、脳血管性認知症です。

糖尿病と脳血管性認知症との関係

脳血管性認知症とは、脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管障害を原因に発症する認知症。脳に血液が供給されなくなった結果、脳細胞の一部が壊死し、その後遺症として認知症状をきたすのが脳血管性認知症です。

ところで、脳卒中の原因には様々なものがありますが、中でも代表的な原因が血栓。血栓とは、血中のコレステロールや脂質の影響で動脈硬化が原因で生じる血管内の塊のこと。動脈硬化を起こした血管の壁が破れ、これを修復すべく集まった血小板が凝縮し、血栓が生れます。血栓が血流によって流されて脳血管を詰まられた状態が、脳梗塞です。

この経緯からも分かる通り、そもそも動脈硬化を生まない生活を意識していれば、血栓が生じる道理がありません。逆に、コレステロールや脂質などを多く摂取する食生活を送っていれば、動脈硬化が生じて脳梗塞から脳血管性認知症へと至るリスクがあります。

往々にして、コレステロールや脂質の値が高い人には、過食傾向があります。加えて、運動不足の傾向もあるでしょう。

過食と運動不足は、糖尿病を招く代表的な要因です。糖尿病と脳血管性認知症に直接的なつながりはないものの、糖尿病を招く生活習慣が結果として動脈硬化を招きやすいという点において、実際には深いつながりがあることを理解しておきましょう。

糖尿病はアルツハイマー型認知症とも深く関連している

糖尿病が脳梗塞などを招き、その結果として脳血管性認知症のリスクを高める、ということは理解に難しいことではないでしょう。しかしながら糖尿病が招く恐れのある認知症は、脳血管性認知症だけではありません。認知症の症例の中で最も多いとされるアルツハイマー型認知症の発症にも、糖尿病は深く関与していることが分かりました。

糖尿病患者におけるアルツハイマー型認知症の発症リスクは4.6倍!

九州大学の清原裕教授らの研究グループは、65歳以上の被験者826人に対し、糖尿病とアルツハイマー型認知症との関係について、15年にわたる長期的な研究を行ないました。研究の結果、糖尿病または糖尿病予備軍の人におけるアルツハイマー型認知症の発症リスクは、糖病に無縁な人に比べて、実に4.6倍にもなるということが判明。糖尿病とアルツハイマー型認知症との深い関連が分かる驚愕の数値が示されました。

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβと呼ばれる物質が蓄積することで発症すると推測されています。このアミロイドβを分解する物質が、インスリン分解酵素。糖尿病や糖尿病予備軍の人たちは、健康な人たちに比べて、このインスリン分解酵素の分泌量が不足していることが明らかになっています。その結果、アミロイドβを効率的に分解できずにアルツハイマー型認知症の発症率を高めるのではないか、と推察されています。

糖尿病患者における海馬委縮が多く見られる

糖尿病を患う50歳以上の患者58人について、アルツハイマー型認知症との関連を調査すべく、脳画像の分析検証が行われたことがあります。

アルツハイマー型認知症の初期段階では、脳の海馬と呼ばれる組織の委縮が見られることが知られていますが、この検証の被験者58人において、実に31人に海馬の委縮が見られました。うち27人については、海馬の委縮が著しく進行していた、という結果も得られています。

この検証もまた、糖尿病とアルツハイマー型認知症との関係を示す重要な証拠とされています。

アルツハイマー型認知症を糖尿病の一種と位置付ける研究者もいる

糖尿病を大きく分けると、1型と2型があります。1型は、主に先天的な膵臓疾患が原因となり発症する糖尿病で、2型は、主に生活習慣病などが原因となり発症する糖尿病です。 昨今、アルツハイマー型認知症を「3型糖尿病」と分類する研究者が増えてきました。すなわち、アルツハイマー型認知症は、糖尿病によってもたらされる合併症の一つである、というスタンスです。糖尿病患者のアルツハイマー型認知症発症リスクが一般の4.6倍であることに鑑みると、このスタンスは、決して極端な考え方ではないと言えるかも知れません。

糖尿病は生理的物忘れの原因にもなる

一般的な物忘れと認知症による物忘れは、まったく性質が異なります。一般的な物忘れは、たとえば、人の名前をうっかり忘れてしまう症状。認知症の物忘れは、たとえば、その人の存在自体を忘れてしまう症状。前者を精緻的物忘れと言い、後者を認知症と言います。

ここまで糖尿病と認知症との関連について説明してきましたが、実は糖尿病は、一般的な物忘れ、つまり生理的物忘れを誘因する大きな要因であることが分かっています。

コルチゾールの分泌量が過剰となり生理的物忘れを起こす

私たちの体内には、健康に悪影響を及ぼすとされるいくつかのストレスホルモンが分泌されています。その一つがコルチゾールと呼ばれるホルモンです。

コルチゾールは、脳内において、短期的な記憶を司る海馬という組織を委縮させる働きのあるホルモン。糖尿病や糖尿病予備軍の人たちにおいては、このコルチゾールの分泌量が過剰であることが判明しています。

海馬の委縮は、生理的物忘れを起こす典型的な要因です。糖尿病と診断されている人で、かつ生理的物忘れが著しい人は、コルチゾールの過剰分泌が原因かも知れません。

糖尿病を予防することが認知症の予防につながる

糖尿病と認知症との間に深いつながりがあることは、十分に理解できたと思います。逆に言えば、糖尿病を予防することが認知症の発症リスクを大幅に低下させることも、十分に理解できるでしょう。

将来の認知症発症リスクを下げるため、糖尿病の人は症状を改善させるように、予備軍の人は糖尿病へと発展しないように、健康の人は健康体を維持するように、それぞれ努めるようにしてください。

食生活を見直しましょう

後天的に発症する糖尿病の原因は、その大半が食習慣にあります。暴飲暴食はもとより、脂質やコレステロールが多めの食習慣を持つ人においては、将来的に糖尿病から認知症へと至るリスクが高くなるので注意してください。 食生活における具体的な対策としては、まず過食を避けること。よく言われることですが、腹八分目が健康体を維持するための目安です。 また、塩分の摂取量を控えるとともに、カルシウムやマグネシウム、タンパク質などを含む食材を積極的に摂るようにしましょう。乳製品、豆類、野菜、海藻類などが推奨されます。

運動を習慣化しましょう

糖尿病とは、言わばメタボリック症候群の発展形です。メタボリック症候群を予防することが、糖尿病予防のベースとなることを理解してください。 メタボを予防するためには、食生活の見直しに加え、運動を習慣化させることが非常に大事。ウォーキングなどの有酸素運動(通常の呼吸を維持しながら行なえる運動)を日課とし、効率的な脂肪燃焼を図ってください。 なお、有酸素運動を通じて脂肪を燃焼させる場合、1度の運動につき最低でも30分以上は継続するようにしましょう。なぜならば、有酸素運動によって脂肪燃焼がスタートするのが、運動開始20分以降だからです。可能であれば、1時間程度は継続して運動することが望ましいでしょう。

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