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[開設記念国際シンポジウム]メディア文化研究を社会に開く――批判的知の実践に向けて(2008年11月15日(土)~11月16日(日))

10月 26th, 2008 / Category: シンポジウム, ニュース

開催概要

名称 早稲田大学 メディア・シティズンシップ研究所 設立記念国際シンポジウム
メディア文化研究を社会に開く――批判的知の実践に向けて
会期 2008年11月15日(土)~11月16日(日)
会場 2008年11月15日(土):早稲田大学 早稲田キャンパス 14号館 102教室
2008年11月16日(日):早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館(大隈記念タワー) 602教室 
主催 早稲田大学 メディア・シティズンシップ研究所
共催 早稲田大学 ジャーナリズム教育研究所
早稲田大学 オープン教育センター
申し込み 不要
参加費 無料

開催趣旨

新自由主義と手を携えたグローバル化の進展が、世界規模で格差を拡大し、人々をこれまで以上に分断し、公共性が市場、個人責任、国益の論理によって縮小されるなか、いかにしてより民主的な社会の公共空間を再構築するかは緊要な問題となっている。これには社会全体のあり方を変革するという壮大な取り組みが必要となるが、人々はメディア文化をとおして日常において世界で起きている事象を理解し、自己と他者との関係性を身体化、そして様々な境界を超えたつながりを生成していることを鑑みるとき、より民主的な社会の再構築に向けてメディア文化が果たしうる役割は大きい。より多くの人に社会の一員として安らぎを与える帰属意識と責任ある主体としての参加意識を与えるために、メディア文化はどのような役割を果たすことができるのか。脱政治化された「消費者」でもなく高度に抽象化された「市民」でもなく、実際に生きる社会主体として、少しでも社会における埋もれた声に耳を傾け、相互に疎外されている自己と他者の関係を見直し、世界で起きている問題を自らのこととして考えることを可能にするようなメディア文化の使い方はないのだろうか。そして、メディア文化研究はそれにいかに関われるのか。いかにしてメディア文化研究における批判的な視座を社会の変革に向けた多様な実践と接合していくことができるのか。どうしたらメディア文化研究で得られる批判知を社会のなかで実践し、また政策化・制度化につなげることができるのか。 本シンポジウムでは、大学を多様な研究・実践・ネットワークが交錯する、社会へと広く開かれた場とすることを目的とした早稲田大学 メディア・シティズンシップ研究所の設立にあたり、このような極めて緊要な今日のメディア研究にとっての課題について徹底的に討議することを目的とする。初日は、早稲田大学 メディア・シティズンシップ研究所設立の趣旨とそれが目指す取り組みについて説明したあと、香港でメディア文化とシティズンシップの問題に取り組んでいる研究者に根本的な問題関心とこれまでの実践の成果について報告してもらい、会場の参加者と討論を行う。2日目は、公共空間で周縁化されている声や関心を発する場とそれらに耳が傾けられる場の創造、既存のマスメディアを巻きこんだメディア文化実践の変革、社会における幅広い学びの促進の3点について、具体的な事例、取り組み、そして構想提言を土台にしたワークショップを催して、さらなる進展に向けた参加者とともに実践的な議論を交わしたいと考えている。

プログラム

2008年11月15日 国際シンポジウム:社会に開かれたメディア研究のために

時間 13:00 – 18:00
パネリスト 伊藤 守(早稲田大学 メディア・シティズンシップ研究所長)
Stephen Chan(Lingnan University, Hong Kong)
討論者 阿部 潔(関西学院大学)、丹羽美之(東京大学)
司会 岩渕功一(早稲田大学) 

2008年11月16日 メディア文化研究を社会に開く「仕掛け」

10:00 – 12:00 ワークショップ 1 「消費者-市民」を超える文化の学びと実践   

司会:山本敦久(上智大学)

13:00 – 15:00 ワークショップ 2 多文化表現を支援する「場」と「知」を結ぶ   

司会:岩渕功一(早稲田大学)

15:30 – 17:30 ワークショップ 3 メディアと市民運動の連繋   

  • 水島宏明(ジャーナリスト・日本テレビ)
  • 宮田 興(NHKプロデューサー)
  • 丹羽美之(東京大学)
  • 谷川建司(早稲田大学)

司会:藤田真文(法政大学)