刊行物

文化の実践、文化の研究――増殖するカルチュラル・スタディーズ

伊藤 守編
せりか書房、2004年

分野の異なる研究者がアクチュアルな問題設定の水準で対話を重ね、新たな思考の回路を紡ぎ出した、「カルチュラル・タイフーン2003 in WASEDA」の記録集。


はじめに
文化の実践、文化の研究 伊藤守

1 錯綜する都市の文化
1はたらくお化け、もの喰う怪物――現代のグローバル文化を斜めから見る 清水知子
2池波正太郎の「下町」 五十嵐泰正
3都市への記憶――「満州国」建築へのまなざし 古賀由起子
4若年労働と下位文化――スケートボードをする若者の日常 田中研之輔

2 コンタクト・ゾーンとしての身体
5模倣領域――複数性としてのスポーツ技芸 山本敦久
6接触領域としてのスポーツ・フィールド――身体の否定的認識について 有元健
7華麗なる「有色人種」という現実――明治期日本人エリートの洋装にみる洋行経験の光と影 眞嶋亜有
8着衣によるエスニック・アイデンティティ表現とジェンダー――チマ・チョゴリ制服誕生をめぐるエイジェンシーとコロニアリズム 韓東賢
9身体を獲得する芸能、芸能に幻/現出する自画像 長尾洋子

3 ハイブリッド・カルチャー
10wo-manの出現に向けて――ポストコロニアル美術の現場から ガーデナ香子
11レッド・アイ・ラプソディー――ミッシェル・ド・セルトーのヘテロロジー論によせて 田中東子
12可視化された国民国家と快楽のイデオロギー――情報資本主義下における日本のナショナリズム 飯田由美子
12メディアとリアリティ
13第三世界表象論――ベトナム戦争とメディア 平山陽洋
14クイズがアメリカからやって来た 丹羽美之
15メディアそして/あるいはリアリティ――多重メビウスの循環構造 遠藤知巳
Intervention政治的身体をめぐる10の問いかけ 吉見俊哉

カルチュラル・タイフーン2003 プログラム