
メディア文化の権力作用
伊藤 守編
せりか書房、2002年
現在日本社会のもっとも重要な文化装置のひとつであるメディア、とりわけテレビジョンの問題を正面から論じる。また、このメディア文化を、現代におけるもっとも卓越した権力装置・文化装置として読み解いていく。
メディア研究の新たなステージへ 伊藤 守
【I】メディアのアルケオロジー
「放送」以前のラジオをめぐる多様な欲望 山口 誠
初期映画をめぐる文学的想像力――谷崎・芥川・川端 北野圭介
【II】メディア・ポリティクスの現在
1960年代の実験的ドキュメンタリー――物語らないテレビの衝撃 丹羽美之
スポーツ・ドキュメンタリーのポリティクス――女子マラソン番組における「感動の物語」と「凄さの衝撃」 阿部 潔
「主婦」向け情報番組の罠――沈黙は饒舌に包囲される 田中東子
公共の記憶をめぐる抗争とテレビジョン 伊藤 守
メディアに表象される沖縄文化 田仲康博
内なる他者〈OSAKA〉を読む 黒田 勇
【III】グローバル化するメディア文化の地政学
九・一一をめぐるメディア報道の遠近法――グローバル化と主体の再編成 伊藤 守
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